2011年 04月 30日
先日のブログで、 福島県原発対策本部・生活環境課より 20キロ圏内の動物たちを保護しに入ることが決まった。 と お伝えしましたが、、 その結果、 なんと、1日かけて、 保護した頭数は、犬5頭のみ。 だったそうです。。 1日かけて、たったの5頭。って‥。。。 保護活動がパフォーマンスでないことを願っていましたが、 この結果は 果たしてどうなんでしょうか。 実際の様子を見ていない 私には何も言う権利はありませんが たった一人で 20km圏内~30km圏内からの救出活動をされていた ちひろさんのブログでは 保護したくてもしきれないほどのワンコが集まって来た様子が報告されています。 もしかすると 20km圏内に残っているのは 他の子より警戒心が強いコなのかもしれませんが。。 でも、 だからこそ、、 みなしごの中谷さんは 「警戒心の強い子は寄ってきてくれんけん、何回もごはんあげて 仲良くしとったんよぉ..」 と 悔しそうに話していました。 そのような活動があって 最終日には50匹の保護につながったのだと思います それでも、突然の完全封鎖の通告にすべての子を連れ出すことができず、 悔し涙を流していました。 県の職員の方も懸命に活動してくださったのかもしれませんが 一刻も争うような今回の事態では やはり NPOのような保護のプロの手を借りるべきでは‥ と思わざるを得ません。 どの動物保護団体の方々も焦る気持ちは一緒だと思います。 強行突破しても罰金払えば済むんでしょ? と思われるかもしれませんが どの団体も 沢山の命を預かっています。今後も沢山の犬猫を保護したいと考えています。 ここで法を犯せば、今までの事、これからの事が断たれてしまいます。 もどかしい思いでたまらないです。 社)UKC JAPAN アニマルレスキューでは 保護活動に入れるように 引き続き強く要請し、 嘆願も呼びかけています。【福島県原発対策本部 食品生活衛生課 電話:0245-21-7242】 みなしご救援隊では 現在避難所にいるペットや、 近々避難指示区域になる地域のコたちも積極的に保護する活動を打ち出しています。 保護してきた子たちは ほとんどが長期にわたる栄養不足と精神的不安から体調を崩しています 療法食ドライフード・缶詰が不足しているようです。 【支援物資送り先はお問い合わせ下さい。080-3055-6535 佐々木】 そんなもどかしい思いを 胸に抱きながら 先日ご紹介した友人と 宮城県沿岸部の被災地へ行ってきました。 矢嶋家には 全国から暖かいお手紙と物資が 沢山寄せられていましたが 私も少しでも‥ と 個人的に集めた物資も 合わせて持って行きました。 石巻でも まだ 手つかずのエリアもありましたが 住宅地域は 想像以上のスピードで復興が進んでいました。 家の周りには 津波で使えなくなった家具や家電が山積みでした。。 住民の方々が家の片付けに追われて お忙しそうにしている中、 フード、オヤツ、おもちゃ、リードなどを持って 犬猫を飼っているお宅がないか 1件ずつ訪ねてまわりました。 ペットと一緒に在宅避難されていても 色々な不便があって それぞれに 様々な苦労をされているようでした。 ゴミ集積所に置いてあったソファに座っていた姉妹は 自慢げにワンズを紹介してくれました。 ジャッキーというオスのボーダーにも出会う事が出来ました。 津波で避難しているときも 家で留守番しているときも 家族の気持ちがわかるように一人一人に接してくれて、 避難所にいる間は水をあげることもできないでいたら 何も言わず車の窓の結露を舐め始めたそうです。 そんなジャッキーが お利口さんすぎて心配だ。 と話してくださいました。 そして‥ 女川地域に入ると‥ そこは 世界が一変していました。。 石巻地域は まだ家の形が残っていましたが、 ここの辺りには 人の気配がありません。。 動いているのは 自衛隊の部隊と 地盤沈下で押し寄せる波だけ‥。 それでも 高台に目を向けると 数件の民家が残っていて. そこで ワンズと共に暮らしている家族を探しました。 このエリアは18mの津波が来たそうで マルちゃんの家は 斜面を登った所にあるのですが 1階の仏壇の上まで水位のあとがクッキリ残っていました。 散歩をしたくても 一帯は瓦礫やガラスの破片だらけで安心して歩かせることもできないと話してくれました。 そして 東松島の地域も予想以上に被害が大きいようでした。 海から離れたこの地域は 田園地帯で平屋のお屋敷が多く、 被害を受けたそのままの形で 未だ手つかずのお宅が何件もみられました。 現地に入ってスグ、 復興のスピードの違いを感じました。。 2階建てのお宅で 在宅避難されている住民に話を伺うと まさか本当に津波が来るとは思っていなかったそうで 半信半疑で避難したものの、数mの波に襲われ、庭につないでいたワンコはそのまま‥と 苦しそうに教えて下さるお宅が多くて あまりの被害の大きさに 訪ねて回るのが辛くて怖くなってしまいました。。 そんな中、 コチラのお母さんのお宅では 一緒に避難した為ワンコは無事で 現在は親戚の家に預けているとのこと。 とても明るく話して下さいました! 今回の活動で出会った 30件以上のお宅に物資を届ける事ができましたが そのお宅のほとんどで車は流され、宅配もままならない現在 フードの入手には困っているとの事。 リードも避難時に付けて出た仮のものだけだったり おもちゃも全て流されて、片付け生活でなかなかかまってあげられなかったので、 これで遊んであげられる! と 大変喜んでくれました。 中にはアレルギーを持っているため 獣医がいつ再開するかわからない今 不安を抱えている飼い主さんや 今年の夏の熱中症を心配する飼い主さんもいて 悩みは多種多様 で 長期間にわたるものだと実感しました。 届けられる範囲は ほんのわずかで力不足かもしれませんが‥ 今 自分にできることを 少しでも‥!!。 これからも継続して物資を届け続けたいと思います。
by mari-zo
| 2011-04-30 11:53
| 震災関連。
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